※この検索窓はサイト内検索用です。サイト外検索はできません。

リンクサイトマップへのリンク


ホーム

教室案内へのリンク

講師プロフィールへのリンク

作品紹介へのリンク

HANA情報TOPへ戻る

今月のレッスンへのリンク

メール問い合わせフォームへのリンク

information

見学・体験レッスン常時受付中
(レッスン日の前日迄にお申込下さい)
※体験の方は花代のみ(1100円)頂きます。
レッスン日は上記の今月のレッスンにてご確認頂けます。


●お問合せは上記のメール問い合わせよりメールフォームにてご連絡ください。
下記のTel/Faxでも受け付けます。
Tel/Fax 03-3449-3487




五反田のいけばなフラワー教室。
詳細は「教室案内」をご覧下さい。


HANA情報

  HANAに関するコラムページです。
     過去のHANA情報ページ>>
     2004年2005年2006年2007年2008年2009年2010年2011年2012年2013年2014年
     2015年2016年2017年2018年2019年2020年2021年2022年2023年


2004年12月

築城400年の城趾に、記録的な台風による強風が吹き荒れ
桜、楓、樅、松・・・巨木が根こそぎ倒れ、自然の脅威をまざまざと
見せつけられました。

樹齢100年以上の巨木をかたずけるため、チェーンソウがうなり、
輪切りの切り口に現れた美しい年輪が時の重みを語っています。

散乱する折れた枝には、木肌に苔がはりつきこれもまた樹齢を感じさせます。

幾重にも奥深く、高見へとつづく石垣の間を、足を取られながらも
倒木をよけながら進むと、思いがけず木々の向こうに真っ赤な楓を
見つけました。

位置からすると、この紅葉もまた倒れていました。

石垣の巨石の上に数十年も生育していた木は、倒れた根の形が
そこだけ巨石のかたちを圧縮して押しつけたように窪み、石とともに
長い年月を過ごしたことがうかがえます。

自然への畏怖。植物の計り知れぬ生命力。

いのちある植物への思いを新たにしました。

山々は変わらず美しい彩りを見せてくれておりました。


2004年

さすがの暑さも、同じ温度でもどこか秋の気配を感じます。

3ヶ月に一度通う都心のビルの植え込みに、唐胡麻があります。
その茎は、中空なのに堅そうでそれは見事に曲がりくねり、
とげとげとした実をつけ、堂々と枝葉をのばしています。

きっと、ほとんど誰にも気づかれずに、ここにいるんだと思いしばらく見とれていました。

唐胡麻(ヒマ)は秋の花材で、よく赤い手のひらのような大きい葉と、
赤い茎と実をいけばなでつかいます。

先日は十五夜でしたが、薄・尾花もよくいけます。

    をりとりてはらりとおもきすゝきかな   飯田蛇笏

薄の穂はまさにさまざま、はらりとなびく穂、花火のようにぱっと拡がる穂、
つんと立ち姿の穂、・・・。そして、色も質感もさまざまです。

花会のご案内がいくつもまいこみ、どんな花たちと出会えるか楽しみです。

2004年

初秋の山を花を訪ねてまわりました。

やく30分、ゴンドラとロープウェイを乗り継ぎおとずれた
栂池自然園では、サラシナショウマの白い花に出迎えられ、
木道沿いにゆっくりと歩をすすめ、たくさんの高山植物と
出会うことができました。

イワショウブとウメバチソウが可憐な花を咲かせて風に揺れ
オヤマリンドウ、トリカブトの紫の花も目につきました。

ほかは実をつけていつものイメージを異にし、もうすぐ山は
駈足で秋色を深くして、長い冬にはいる気配を感じました。

キヌガサソウ、大きな立派な実
バイケイソウ、ざわざわと音がするような群生
サンカヨウ、瑠璃色のそれはそれはきれいなまるい実は
何十個もちりばめた宝石のよう

すれ違った人におもわず「ダケカンバの奥をごらんになって」
と声をかけてしまいました。

ワレモコウ、フシグロセンノウ、マツムシソウ、ヤナギラン・・・と
おなじみの花に出会えても、なごりのニッコウキスゲは一本も
目にできず、暑かった夏の季候をふり返りました。

2004年

盛夏にお客様をお呼びしたとき、少しでも
涼しげにと、ひとときの花ともいえる睡蓮、
蓮などをさらっと生けて数時間楽しむなど、
何よりの贅沢なことです。

花をより長く、美しい状態で愉しむために
いろいろな方法で水揚げ、花養いをしますが、
カラジュームが3週間も元気にしていてくれ
水揚げ成功!とウキウキすごしました。
人間も上手に水分補給をしないといけないので
しょう。

2004年

今年は、例年になく6月の台風の到来が多かった
ようです。

明日から夏休みという7月のはじめ、毎年大和へ
向かう列車に乗り込んでいました。

いつも日本列島の何処かで梅雨明け前の集中豪雨
のニュースを耳にし、また、乗車していた列車がその
影響で動けなくなったこともありました。

そんな思い出を重ねるように、暮れなずむ日本海
沿いを目的地に向かって移動しました。久し振りに
砂浜に打ち寄せる波頭を眺め、はまなすはどんな
様子かと目を凝らしたのですがかすかな明かりの中
では、点在する大待宵草の黄色い花ばかり・・・、
月見草と呼ぶのは誤りだとか。

強風に翻る葉裏の白さに、この場所にこんなにも
葛が繁茂していたのかと教えられたりして、
自然のなかに身をおく幸せを感謝・・。

2004年

 下り山形新幹線で福島を過ぎると
鉄路の両側に、きゅうに鬱蒼とした緑が迫り
しばらくの間、目を楽しませてくれます。
大好きな列車からの景色です。
木々の梢の緑はまだやわらく、緑のグラデーションが
どこまでも続き、そのなかにオレンジ色が点在しました。
萱草の花です!
すでに、いけばなのレッスンで生けましたが、
東北は半月から一ヶ月花の咲き出すのが遅いのを
実感しました。紫陽花もやっと花の蕾が見え出しました。

山百合、笹百合をいけましたが山形ではまだでしょうか?
来月もこの鉄路をたずねます。
車窓にどんな花と出会えるか今から楽しみです。

2004年

 有楽町に山手線がさしかかったとき
 皇居がわの窓辺に 紅花栃の木の
ほのかに赤みがかった花が、何本も
 目の前を通り過ぎました

 よく知られた栃の木は、白い花ですが
 紅花のほうが、花も木も小ぶりで
 愛らしく感じます

 細川家の秘宝を展示している永青文庫の
 一本はとくに印象に残るものです
 二階の部屋で、ゆったりと抹茶をいただく時
 ちょうどこの花が窓の外にみえました
 
思い出に、咲いていた花が季節を添えてくれます

 小田原でツバメを見かけました
 そして額紫陽花・紫陽花がどこでも
 咲き始めました
 梅雨入りが近いのでしょう 

(c) 2004 Copyright hara hanaaisya. All Rights Reserve