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2007年10月
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花展のお知らせ
創立40周年記念
日本いけばな芸術展 1000の花、1000の心
10月24日(水)- 29日(日)
日本橋高島屋8階
入場料 1,000
路傍のすっくと咲く一輪の彼岸花に心うばわれ涙するこの秋です。
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2007年8月
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早朝4時過ぎ、セミの大合唱で今朝も起こされました。
「おねがい、もう少し寝かせて。しずかにして!」
PCにむかっている今、23時30分。朝ほどではないけど
セミが鳴いています。???まいったなあ~。
駅までの路には、実になりかけた紫と白のアガパンサスが群生し
そろそろ花時を終えようとしています。
その近くにあるエゴの樹が、すこし???。緑色のサクランボのような実が
さがり、目立たないけどとても可憐なのですが、一枝だけ花と蕾がいっぱい。
もしかしたら、この枝だけ傷ついたか、過酷な思いをしたのでしょうか?
駅までの数分間、セミの鳴き声に耳を澄ませて目をこらし
桜の葉陰にその姿を見つければ、なぜか嬉しいのです。
セミは好きな木ってあるのでしょうか?
さア~、セミたちそろそろ休みませんか!
そうでした。地上でのわずかな日々をいのちの限り謳歌してください。
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2007年5月
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新緑の木々を眺めながら、駆け足で過ごした
長かったこの春を振り返る。
やわらかな陽光に、きらきらと水面を輝かせ
田植えを待つ米どころ……。
そして、その先で出会えた
これ以上なし さくらさくらの はなの道
明子
明日にも散り始めるかの千数百本、
近く遠くの楽しげな花見客、
照りすぎず、言うことなしの日より
しだれ柳の緑とのコントラスト
静かで穏やかな空気の中を浮遊するかの異次元
今日、日々、窓辺から眺める桜は
けやき、くすのきなどの大樹と緑が重なり
在処を定かにできません
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2007年4月
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地震、大風、雷…いまの季節はいつ?
桜を生けると春を感じるのはもちろん、
ただ、季節に先がけて花をいけるので
少しズレがあるかもしれません。
外は満開の桜、そんなある日に燕子花をいけました。
水温む春。やわらかな陽の光まで感じられます。
もしかすると毎年、その年はじめて燕子花を生けると
春を実感していたのかもしれません。
ふと、そんなことを想いながら気品ある紫の花に
目を留めました。
新しい美術館のニュースに、記事に目を通すだけで
なかなか出向けないのがげんじつ。
美術館によっては祝いの花を受けつけないと聞き、
さもありなんと納得しつつ、花のイメージ、花の個性、
さらには花の表現の奥深さを痛感したのです。
病院でもお見舞いの花のケアーができないのでと、
断られるところがあります。こちらは何らかの方法が
ないものかと思うのですが。
こんどは大輪のラナンキュラスが微笑んでいるのが
目にはいりました。
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2007年2月
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植物、そして「いけばな」
『夏物語』という韓国映画を観た。
上映開始とともに、ヒノキの木々、そしてその緑の葉が大画面を舞、
場内に静謐な空気が香りとともに吹き抜けていく。
ヒノキは人を呼ぶ力があると、主人公が手作りしたヒノキの葉を挿し添えた
栞がこの物語の象徴として登場する。
植物に、特に緑豊かな木々に精神的な意味合いを持たせたり、
いわゆる憑依という神が依りますとしんじることは、いけばな誕生の
要素のひとつでもある。門松をたてたり、日本特有の風習とおもえることも、
かたちは同じではなくても、韓国でも共通の植物への畏怖があるのかも。
物語と植物で、かなり以前の経験をおもいだした。
昭和から平成に変わる年のNHK大河ドラマ『太平記』。恩師の助手で
佐々木道誉や足利尊氏の妻が花をたてるシーンに何度か関わった。
尊氏も道誉もいけばなの歴史上、欠くことのできない人物である。
歴史的背景としてだけでなく、画面に映し出された「いけはな」に登場人物の
心情を語らせる場面があり、人と花・植物の持つ精神的ふしぎを思いました。
わ~きれい!いいかおり!植物ってありがたい。
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